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株式会社ごとう製革所

兵庫県たつの市揖保町東用97-2

TEL.0791-67-0551

革手袋に使われる革の種類と特徴!革を選ぶポイントとは?

革手袋

冬のファッションに欠かせないのが手を暖かく覆ってくれる手袋です。

ウールやフリースなど色々な素材のものがありますが、今回は、革手袋についてご紹介したいと思います。
 
 

革手袋に求められる機能

 

手袋に使われる素材には、手の動きにあわせた柔軟性伸縮性通気性などが求められます。

というのも、手は人体の中でも複雑な動きをする部分。
さらには、汗もかくためです。

そして、そんな手袋の素材にぴったりなのが、革です。

革には伸縮性があり、使うほどに柔らかく、なじんでいきます。

また、革はもともと動物の皮膚なので、毛穴があります。
その毛穴から水分をある程度放出できるため、手に触れていても蒸れにくいといった特性があるのです。

古くから革が手袋の素材として利用されてきたのも納得できますね。

では、革手袋にはどのような種類の革が使われているのでしょうか。
 
 

革手袋に使われる革の種類

 
高級なものからカジュアルな見た目のものまで、手袋にはさまざまな動物の革が使用されています。
今回は、代表的なものをいくつかご紹介したいと思います。
 
 

ペッカリー革

 
イノシシに似たペッカリーという哺乳類から採れる革です。
表面には豚革に似た三角形の毛穴があります。

通気性が良く、吸湿性に優れていることや、軽くて柔らかく、手触りが良いことなどから、高級な手袋の素材として使用されます。

指先までしっとりなじむ手袋が出来上がります。
 
 

羊革


羊の革は、牛革などと比べるととても薄くて軽く、しなやかで柔らかいといった特徴があります。
生後1年以上飼育された羊の革をシープスキン、それより若い子羊の革をラムスキンといいます。

高級な手袋によく使用されるのは、ラムスキンです。
キメが細かく、すべらかでしっとりとした手触りが特徴で、伸縮性も高いです。

一方シープスキンは、フランス語ではムートンと呼ばれます。
毛皮を残したまま裏面をスエード加工したものがよく手袋に使用されています。
ほっこりとした見た目と吸い付くような手触りが特徴です。

毛皮を残しているのでしっかり防寒できます。
比較的カジュアルな見た目で、ミトンタイプも多いです。
 
 

鹿革(ディアスキン)

 
ディアススキンは、メスの鹿から作られた革です。
繊維が非常に細かいのでなめらかな質感を持ちつつも、とても丈夫な素材です。

吸湿性と通気性が良いため、蒸れにくいのも特徴。
日本では古くから足袋や武具などに鹿革が利用されてきました。
他の皮革に比べると水に強い特性があるため、雨天時にも使用しやすいです。
 
 

山羊(やぎ)革 

 
山羊革は薄くて柔らかく、表面には美しいシボがあるのが特徴です。
摩擦に強く丈夫なため、バイクやスキーなど、動作に負担がかかるようなスポーツ用の手袋にも使用されます。

薄くても強度があり、使うほどに身体になじみ、型崩れしにくいといった特性から、手袋だけでなく、衣類にもよく使用されています。
 
 

豚革

 
豚革は、表面に三角形に開いた毛穴が特徴です。
通気性が良く、摩擦に強く耐久性のある素材のため、湿気のこもりやすい手袋や靴の中敷などに使用されています。
手袋には、革の裏側を起毛させたピッグスエードがよく使用されます。
 
 

牛革

 
牛革は皮革の中で最もポピュラーな素材です。
羊革や山羊革などと比較すると厚みがありますが、やわらかくなめして手袋にも多く使用されます。

カーフスキンやカウハイドなど、牛革の中でも比較的薄手でやわらかいものはファッション性の高い手袋に使用されます。
キメが細かくなめらかな表面を持ちながらも、耐久性のある手袋に仕上がります。

一方でステアハイドなど厚みのあるしっかりとした革は、アウトドアや作業用手袋、野球グローブなどに使用されることが多いです。
 
 

革手袋を選ぶ際のポイント

 
手袋には、ペッカリー、羊革、鹿革などさまざまな動物の革が使われていますね。
次は、革手袋を選ぶ際のポイントについて少しみていきましょう。
 
 

手袋のサイズ

 
革手袋を選ぶ際には、見た目や肌触りだけでなく、サイズ選びも重要です。

革は伸びるという性質があるため、少しきついと思うくらいのサイズを選ぶのが肝心。
使っていくうちに徐々に手になじんでぴったりのサイズになっていきます。

きれいにフィットした革手袋は、寒さを防いでくれますし、見た目にも格好良いです。
 
 

手袋の縫製(ほうせい)

 
革手袋の縫製も選ぶ際のポイントです。
革手袋の縫製には、縫い目が外側に出ているものと、出ていないものがあります。

厚みのある革には、縫い目が外に出る外縫いが適していて、堅牢な見た目になります。
一方女性用の手袋や薄手の革には縫い目が外に出ない内縫いが多くなります。
こちらは、すっきりと洗練された印象の手袋に仕上がります。

ご自身の好みや使用する場面に応じて選んでみてくださいね。
 
 

まとめ

 
今回は、革手袋に使用される革の種類と特徴、革手袋を選ぶ際のポイントについてご紹介しました。
見た目や肌触り、デザインなど、使われる革によって出来上がる手袋の印象は違ってきますね。
縫製もデザインの一部というところも革素材の特徴と言えそうです。

使うほどに手になじんでいく革手袋。
選ぶ際にはぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。